保育士試験「子どもの保健」では、子どもの身体の発育が頻出テーマです。
特に「〇か月で体重が何倍?」「身長はいつ何倍?」「大泉門はいつ閉じる?」といった数字系の知識は、毎年のように問われます。
この記事では、
- 胎児の発育
- 発育期の区分
- 乳幼児の身体発育と測定
- 発育評価の考え方
- スキャモンの発育曲線
を、試験対策向けに整理していきます。
胎児の発育
まずは胎児期の基本事項から。
- 妊娠9週以降を「胎児」と呼ぶ
- 妊娠22週未満の分娩は「流産」
- 出生予定日は妊娠40週
- 妊娠37週~42週の出産は「正期産」
- 37週未満は「早期産」
正期産で生まれた新生児は「成熟児」と呼ばれます。
成熟児の目安
- 体重:3000g前後
- 身長:50cm前後
- 体重が2500g未満の場合は「低出生体重児」
また、新生児の体の特徴として
- ほぼ4等身
- 頭囲 > 胸囲
という点も押さえておきましょう。
発育期の区分
子どもの発育は、年齢によって以下のように区分されます。
| 新生児 | 生後28日未満 |
| 乳児 | 新生児期以降~1歳未満 |
| 幼児 | 満1歳以降~小学校就学前 |
| 学童 | 小学校就学後~卒業まで |
| 生徒 | 中学校就学後~卒業まで |
補足として…
- 「小児」は15歳まで
- 児童福祉法では
- 満18歳未満を「児童」
- 小学校就学後~満18歳までを「少年」
と定義されています。
子どもの身体発育と身体測定
乳幼児の身体測定は、正確に行う工夫が必要です。
体重測定
- 乳児は授乳前に測定
- おむつ・衣服がある場合は、その分を差し引く
- 測定前に体重計が「0」になっているか確認
新生児の体重は、生後数日で5~10%減少します。
これは生理的体重減少と呼ばれ、正常な現象です。
体重の成長目安(超重要)
- 生後3か月:出生時の約2倍
- 生後1年:約3倍
身長測定
- 2歳未満:仰臥位(あおむけ)
- 2歳以上:立位
身長の成長目安(頻出)
- 生後1年:出生時の約1.5倍
- 4歳:約2倍
- 12歳:約3倍
頭囲・泉門
- 頭囲は「眉の上~後頭部」を通して、mm単位で測定
- 前方の骨の隙間:大泉門
- 後方の隙間:小泉門
大泉門のポイント
- 生後1か月:約2cm
- 次第に小さくなり、1歳半ごろに閉鎖
そのため、
- 出生時:頭囲 > 胸囲
- 生後3か月ごろから:胸囲が大きくなる
という変化が起こります。
乳幼児の発育評価
パーセンタイル値
厚生労働省の「乳幼児身体発育値」を用いて評価します。
- 全体を100%としたときの位置を示す指標
- 50パーセンタイル=中央値
- 3パーセンタイル未満/97パーセンタイル以上
→「発育の偏り」として経過観察
カウプ指数
乳幼児の栄養状態を評価する指標です。
- 体重(kg)÷身長(m)²
- または
体重(g)÷身長(cm)² × 10
計算式がそのまま出ることもあるので、要チェックです。
スキャモンの発育曲線
スキャモンの発育曲線は、20歳の発育を100として、年齢ごとの発育割合を示したものです。
全身の臓器が一様に発育しないことを表しています。

4つの型をしっかり区別しましょう。
- 一般型
身長、筋肉、骨、心臓、腎臓、消化器など - 神経系型
脳、脊髄、視覚器など - 生殖系型
精巣、卵巣、子宮など - リンパ系型
胸腺、リンパ節、扁桃腺など
「どの器官がどの型か」はそのまま出題されやすいです。
試験対策の重要ポイント
- 身長・体重の〇か月で〇倍は超頻出
- 大泉門の閉鎖時期(1歳半ごろ)は必ず暗記
- スキャモンの発育曲線は
「曲線の型」+「代表的な器官」をセットで覚える

赤ちゃんの成長は、イメージ+数字で覚えると一気にラクになるよ。
頭蓋骨に隙間があるって、初めて知るとけっこう衝撃的だよね…!
保育士資格とるなら
もちろん、独学でも合格はできます。
ただ、
・勉強時間が限られている
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こんな人には、通信講座という方法もあります。
自分に合うやり方を選ぶのが、一番の近道です。
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